京城日報(昭和9年7月20日付)内地渡航の厄介な副産

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ストップ組のため、釜山兩署手を焼く

【釜山】内地渡航の夢にあこがれて釜山へ集まる老若男女の朝鮮同胞を阻止するに、釜山の水陸兩署では渡航阻止に絡まって厄介千萬な依頼を受けるので全く手を焼き、近々道警察部と打合せることになった。

右は、釜山へ集まる渡航同胞の中で手續き不調のためストップとなり、朝鮮旅館に空しく滞留する者の旅費をスッカリ費ひはたして二進三進も動きがつかなく、進退谷まった者、悪客引に引掛って虎の子の路銀を誤魔化される者等々、氣の毒な人々が内地の親類知己又は郷里へ一様に送金方を依頼するのであるが、送金は殆んど全部釜山の水陸兩署氣付として發送され、遠くは平壌方面から内地は大阪、東京北海道までに及び、毎月平均五十件、金額にして六百圓程度に達するので、その筋では取り扱ふ對照物が現金であるだけ、出納管理に骨が折れること夥しく、萬一その間に間違ひが生じては申訳がないと心配して、大弱りのていである。