釜山日報(昭和8年9月13日付)内地密航募集者、統營署に檢擧さる
固城郡は慶尚南道の南部、沿岸部にあり、その東には晋州、昌原(鎮海・馬山)、釜山が並んでいる。統営は固城半島の南部であり固城郡の南に位置するが、固城郡から分離されて郡となっていた。
密航者を募集した企画運営側、所謂ブローカーが、募集密航者25人で200円を船主側(船舶所有者、船長)に払うということであり、密航運賃は1人当たり10円であるから、募集者側は密航者1人当たり2円で手取り合計50円の利益を見込んでいたことになる。密航の企画運営側の価格設定事情がわかる点で興味深い。(もちろん他のケースもこのようであるかは即断できないが)
しかし、密航希望者が上限に達せず200円を払えなくなったことから揉めて、結局船主側は141円を企画運営側から受け取って帰宅、その後逮捕されたということで、密航としては未遂に終わっている。
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