朝鮮時報 1926年(昭和元年)1月28日付 埠頭を賑わす往来の鮮人客

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埠頭を賑はす往來の鮮人客

舊正月を前に控へて
大半は内地から朝鮮歸り

朝鮮人にとって正月は實に大切な御祭りである。それで、内地に態々出かけて稼ぐ者も、此日は特に生れ故郷で正月を送り、祖先の祭事もすましたいと昔ながら純な考へから、最近歸って來る出稼ぎ鮮人が非常に殖えた。中には、内地の不景氣と氣候とに堪へ得ず、思ひきって再び渡航をしないと云ふ者も加はってゐる。一日の歸鮮客の大半は此の種の客に滿たされ、平均三百名を算せる。尚、内地目かけて出稼ぎを希望する者も相當の數に上り、棧橋埠頭は相も變らず賑わってゐる。