Page 1
内鮮滿勞働力需給調整協議㑹、早急に實現希望
生産擴充に伴って勞働力はいよいよ不足を來し、内地の炭礦聯合㑹で朝鮮人炭坑勞働者一万人の移入を決議したが、これに對し總督府では未だ正式の報告がないので見解の發表を控へてゐるが、勞働力の不足は戦時體制下の生産擴充に支障を來し、國力の消耗を來す恐れがあるので、絶對的な反對の態度はとらない意向であるが、現在の朝鮮特に北鮮では約二、三万人の勞働力の不足をつげ、目下南鮮の窮民を移住せしめて緩和をはかりつつあるが、さらに茂山鐵鑛開發、港灣設備その他および鴨緑江大水力電氣の開發で、さらに勞働力の不足は倍加するものと豫測されるので、朝鮮内においてすでに勞働力の供給に惱みつつある今日、この大量勞働者の移民は半島の生産擴充に至大の影響をおよぼす恐れがあるので、應ずることは到底不可能であるとの見解を有してをり、正式交渉がある場合は山東苦力の入滿杜絶で滿洲國でも勞働力不足に惱み、ここも朝鮮人移民を希望してをる實情にかんがみ、内鮮滿を通ずる勞働力需給調整協議㑹の早急解説を希望してゐる(京城發)。
