群山日報(昭和4年6月19日付)農繁期だといふのに毎日三件を下らぬ

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裡里署への内地渡航出願

不景気はつのる一方、かてて加へて旱害の影響が益々深刻化して來た昨今、鮮人の内地渡航熱は一向下火になるどころか、農繁期だといふのに現在でも裡里署に出願するもの毎日平均三名を下らず、同署高等事務の過半はそれにしめられるといった有様である。許可されるものは五名に一名の割であるが、旣往の成績によると、それ等渡航者渡航後の狀態は至極良好なる足跡を殘してゐる。いと金堤地方では、此の頃めっきり煙草の賣行商が激減した爲、頭痛鉢卷の所へ、㑹社から賣行商挽回に努力せよとの命に接した賣捌店では、こればかりは人爲的にどうすることも出來ないとこぼしてゐる。