朝鮮毎日新聞(昭和3年5月2日付)漫然渡航者の鮮内需要狀況
昭和3(1928)年5月2日付朝鮮新聞にも同内容の記事「漫然渡航者を喰止めて周旋 成績は中々よい」が掲載されており、朝鮮総督府の同じ発表を元にしているものと考えられる。
釜山埠頭での漫然渡航阻止は、渡航の説諭、諭止に限らず、朝鮮内での就労斡旋も含んでいた。ここに挙げられている斡旋先は、北部は黄海道の安寧、裁信(載寧?)、鳳山、南部は慶尚道の草梁、釜山、醸泉(醴泉)と全羅道の密陽、裡里、益山であり、職務内容は、土木建設、鉄道敷設、水利、炭鉱であり、朝鮮総督府の行う公共事業、あるいはそれを請け負った民間企業での勤務が目立つ。
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- 朝鮮毎日新聞
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成績極めて良好
内地への漫然渡航者に對し、之れが阻止して鮮内勞働需要地へ振向けるべく總督府社會課釜山出張所で盡力してゐるが、昨年度中之等渡航者を鮮内各種工事場に世話したものは總數八百六十二人に達し、斡旋先は水利組合河川工事鐡道工事等の現場にして勤勞状況就職後四割位は引續き勞働し、其の成績も極めて良好であり、且事業主との連絡がとれてゐるのが、其の主なる工事先及斡旋數は左の通りである。
黄安寧水利 四九人 草梁土木出張所 十二全北益山大倉組 三五釜山津田組 一三二 黄海鳳山炭坑 一〇六裡里出張所 五〇
密陽土木出張所 五四釜山中學工事 三九 慶北醸泉小手組 二一釜山貯水池 一七
黄海裁信水利 五〇
全北益山土木出張 二三七朝鐵慶北線 六〇
合計 八百六十二人
