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朝鮮人十數名大擧巡査襲撃
不正渡航の嫌疑調べに反抗
下闗彦島飯場の騒ぎ
【下闗電話】下闗水上署では市内彦島町本村小学校附近に屯する鮮人飯場に不正渡航鮮人廿數名が隠匿されているとの聞込みを得、同署特高勤務國貞健次巡査(三〇)は〇前田町藤田松雄(三三)、金順弼(三八)の兩名を案内として七日午後八時頃、飯場近くに差しかかった際、前方から來る三名の鮮人を不審尋問した處、三名の鮮人は矢庭にステッキ、下駄小石等を持って襲ひかかり、更に飯場から十四、五名の鮮人が鬨の聲をあげて國貞巡査一行を包囲襲撃大格鬪を演じ、國貞巡査は頭部に全治一週間、藤田氏は手足に同三週間、金氏は頭部、胸部、脚部に同四週間の打撲裂傷を負い血まみれとなりながら、國貞巡査は一味のうち金山事金某(二八)を逮捕するや、一同は附近の山林に逸散行方を晦ました。同署では直に全署員を非常召集し、警備船闗峡丸を仕立てて、飯場掃蕩のため彦島に向った。
