『日鮮融和の爲め 積極的に動く』1935年(昭和10年)6月9日 長崎日日新聞

長崎県で暮らす朝鮮人の相互の親睦と向上をはかるため、14日に「相愛会長崎県本部」を発足させ、佐世保で盛大な発会式が行われる。この組織は内地にいる朝鮮人の融和と救済、和親のため積極的に活動することが期待される。
長崎日日新聞(1935年<昭和10年>6月9日)

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資料提供:国立国会図書館
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日鮮融和の爲め
積極的に動く
相愛會長崎縣本部
佐世保で盛大な發會式
長崎縣下に現住する鮮人相互の親睦と向上を圖るため、今回組纖された相愛會長崎縣本部はいよいよ來る十四日午後一時佐世保市彌生座にて盛大な發會式を擧行することになつた、同本部は佐世保市光月町九三に事務所を置き、その組纖は總務の下に庶務、外交、會計人事、教育、調査職業紹介、宿泊保健の各部を設けて内鮮人の融和と鮮人の救濟、和親に積極的活動を行ふことになつて居り、同會今後の活躍は頗る期待されてゐる、役員は左の通りである
△總理佐々木祐俊△會長韓敬泰△副會長兼本部長金又俊△副會長閔泳文△常任總務鄭仁源△總務河德永、金德草、吳成守△庶務部長宋東柱、△外交部長權海石△會計部長李祐發△人事部長金鐘烈△教育部長李文祚△調査部長洪聖大△職業紹亦部長鄭仁源△宿泊部長金熙詰△保健部長都尙模△幹事長崔且祚△幹事李潤一外二十一名△常務書記李明來
(昭和10年6月9日)