『笑つて死なう炭坑魂 敵弾下に護る職場意気』1941年(昭和16年)3月2日 長崎日日新聞

農閑期勤労奉仕隊の声を聞くため端島を訪れた記者リポート続編。その中に、朝鮮人坑夫の証言が掲載されている。「仕事は非常に楽で金は沢山取れるし長く働きたいと思つてゐます。私共の仲間のうちには一年に千圓位の貯金をする者はザラにあります」、「私共も立派な日本の国民ですから内地人と半島人の区別など全然ある筈はないと最初から考えてゐます。只一部の半島人のなかには言葉の通じないうらみはありますが幹部から従業員まで全部親切ですから何のこだはりもなく働いてゐます」。
長崎日日新聞(1941年<昭和16年>3月2日)

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資料提供:国立国会図書館
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